探していた本が見つかったかも……

「自由で機能する社会をどうやって作っていくか」というテーマで提言を書こうとしているのですが、その前に「自由とは何か?」ということをきちんと押さえておく必要があると考えています。ちなみに、フランス人権宣言は「自由とは、他を害しない一切のことをなしうる能力をいう」と定義していますが、私としては定義だけでは不十分で、「どうしてヒトの心は自由を希求するようになったか」という本源的な問いにまで遡りたいと思っています。さらには、ヨーロッパの伝統的な魂と物質の二元論をキッパリと否定したいとも思っています。

そういう観点からいろいろ調べるなか、『自由は進化する』ダニエル・C・デネットという本を見つけて、やっと探していたものにたどり着けたような気がしています。山形浩生さんの訳というのが、信頼できていいですね。

なお、宗教の起源にも深く関係する「志向姿勢」というヒトの心の動きに着目したのもこのデネットです。

「自由は進化する」
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