この記事では、SNSでデマやフェイクや誹謗中傷が拡散する背景には「広告料収入を原資に無料で提供されているメディア」が共通に抱える問題があると指摘しました。
しかし、検索エンジンやSNSに固有の問題もあります。それは、検索アルゴリズムによって生じるフィルターバブルや、友達登録した狭い範囲のコミュニティー内において意見が強化されるエコーチェンバー現象です。
また、最近脚光を浴びている生成AIにおいても、学習させる元のコンテンツに偏りや誤りがあると、当然のことながら生成される回答もそれを反映したものになってしまいます。
ということは、特定の組織や団体がこれらを悪用すれば、自分たちにとって都合のいい意見や世論を意図的に形成できるということです。それゆえに、インターネット上で各種のサービスを提供する組織は、非営利で、中立で、公平であることが望ましいと考えます。サービスがどのようなアルゴリズムで提供されるのかも、オープンにされるべきです。

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