イリヤ・プリゴジンの『確実性の終焉』を読み始める(その2)

この記事の続編です。

イリヤ・プリゴジンの『確実性の終焉』を読み進めていますが、高校時代に「数Ⅱ B」でくじけた文系人間なので、数式が出てくると途端に理解不能に陥ります。ただ、散逸構造は、自由で機能する社会を考えるための肝になる概念だと予感しているので、ぜひとも正しく理解したいと思います。どうして散逸構造が重要なのかというと、次のようなキーワードが人の社会や組織にもマッチするからです。

  • 時間的非対称性
  • 非決定論
  • 解放系
  • 非平衡
  • 巨視的(マクロレベル)
  • 集団
  • 複雑性
  • 揺らぎ
  • コヒーレンス
  • 新たな秩序
  • 自己組織化
  • 発展進化

おぼろげながら見えてきたことは、「揺らぎ」はこの宇宙が誕生した時から(あるいはその前から)物質に本源的に内包されている性質で、(生命の出現も含めて)あらゆる発展進化の源ではないかということです。私は無神論者ですが、いわゆる「神」のような働きをしたのは、「揺らぎ」ではないでしょうか?

理論的に分かるだけでなく、できれば、PC上で社会や組織のシミュレーションができるようなモデルを作りたいと思っています。そのために次のような攻略方法を考えています。

  • まずは数式が出てくる部分をスルーして、大きな論理の流れを掴む
  • 解説書的な本も並行して読んで、突破口を探る
  • 数学の基礎を学び直したうえで、もう一度最初から読み直す
今読んでいる本
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください