宗教についての個人的な意見

私は無神論者です。

私は、天国も地獄も、前世も死後の世界も存在しないと考えます。人間の意識は、その人の脳の働きによって作り出されるので、脳が活動を止めた時点で自分の意識は失われます。だから、生きている今の自分の意識を持ったまま、天国に行ったり、地獄に堕ちたりすることはありません。

しかし、人間は死を怖れ、自分が死んでも自分の意識がずっと存在し続けることを願います。できれば、もう一度生き返りたいと願います。そういう強い願いが宗教を生みました。神は人間が作り出した概念にすぎません。

宗教が人間の死への恐怖を和らげるための「方便」として機能している間は、まだ害が少ないと言えるでしょう。ところが、信じる神の違いや、同じ宗教でも宗派の違いなどから激しい対立が生まれ、それがもとで人と人が殺し合う恐ろしい出来事が世界中で起きています。

日本国憲法においても、他の国の憲法においても、「信教の自由」は基本的人権の一つとして尊重されています。個人的な意見ですが、無条件にそうしていいのか疑問を持っています。

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