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正しい引用と参考文献との関連づけの仕方

ニシ浜

今執筆中の提言では現時点ですでに40冊以上の文献から引用をしていますが、引用の仕方が自己流でいい加減だったので、正しい引用の仕方と参考文献の書き方を調べてみました。このサイトによると、引用の仕方には「直接引用(短い場合)」「直接引用(長い場合)」「間接引用」の3通りがあり、本文と参考文献の関連づけには「バンクーバー式」と「ハーバード式」があるようです。さらに、参考文献の記入方法にも「SIST 02」「APAスタイル」などいろいろな書き方があるようですが、ここでは「APAスタイル」に従いました。

自分の場合は圧倒的に「間接引用」が多いのですが、もっと厳密に自分の意見と引用とが区別できるようにし、参考文献への関連づけを記入する必要があると感じました。


【引用の仕方】

■直接引用(短い場合) →引用する文章をカギ括弧「」でくくる

ドラッカーは「社会というものは、一人ひとりの人間に対して『位置』と『役割』を与え、重要な社会権力が『正統性』をもちえなければ機能しない」と言っている。(1)

■直接引用(長い場合) →本文から前後1行ずつ空け、行頭を2字下げる

その状況を、北沢は次のように表現している。

我々は知性や意識の作用する側面では、近代の認識といういわば限りなく透明なガラス箱の内に閉じ込められ、そこから抜け出ることはできない。ガラス箱の存在にすら気づかず、脱出しようとする意志さえもつことはない。箱の中で我々は自由であると感じ、外の世界を正確に客観的に認識し、把握していると信じている。 (2)

この「限りなく透明なガラス箱」の壁面に書かれているのが、数式や論理式といった近代科学の言語である。

■間接引用 →参考文献を自分で要約した場合は、それが分かるようにする(文意が変わらないように注意する)

中世の日本の職人・芸能民・勧進聖(寺院の建立や修繕などの費用を奉納させるために説いてまわる僧侶)などの間には、このような自由で平和な空間があったと網野は主張している。(3)


【本文と参考文献の関連づけ】

■バンクーバー式

ドラッカーは「社会というものは、一人ひとりの人間に対して『位置』と『役割』を与え、重要な社会権力が『正統性』をもちえなければ機能しない」と言っている。(1)

<参考文献> (1) Drucker, P. F. (1942). The Future of Industrial Man — A Conservative Approach. The John Day Company. (上田惇生(訳) (1998). 産業人の未来–改革の原理としての保守主義 ダイヤモンド社)

■ハーバード式

ドラッカーは「社会というものは、一人ひとりの人間に対して『位置』と『役割』を与え、重要な社会権力が『正統性』をもちえなければ機能しない」と言っている。(Drucker, 1942)

<参考文献> Drucker, P. F. (1942). The Future of Industrial Man — A Conservative Approach. The John Day Company. (上田惇生(訳) (1998). 産業人の未来–改革の原理としての保守主義 ダイヤモンド社)

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