衆院議員総選挙に関する個人的な意見

本日、衆院議員総選挙が公示されました。14日(日)に投票が行われます。安倍首相自ら、この選挙は「アベノミクス選挙」だと言っていますが、経済政策としての「アベノミクス」に限らず、安倍政権の政策全般に対して、国民の意見を政治に反映させるいい機会だと私は思っています。

以下に、安倍政権の政策に対する私の個人的な意見を述べます。

(1)アベノミクスについて

アベノミクスにおける「3本の矢」は「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「民間投資を喚起する成長戦略」ですが、どれも短期的視点に立ったカンフル剤的な景気浮上策にすぎません。しかも、早々とカンフル剤の効果が切れて、経済が失速し始めています。これから日本の人口はどんどん減って、駆け足で少子高齢化社会へと移行します。現在、経済の舵取りのための指標としてもっぱらGDP(国内総生産)が使われていますが、これは量的な指標です。そして、人口が減少していく過程で、GDPが急速に減少していく(マイナス成長になる)のは火を見るより明らかです。それでは日本は衰退してしまうのでしょうか?量的には縮小しても、質的に豊かになる道だってあるはずです。今求められているのは、ほんとうの豊かさとは何かということをしっかり問い直して、それを具体化する長期的な施策に着手することだと思います。そういう観点において、アベノミクスは愚策だと言わざるを得ません。

(2)防衛政策について

安倍政権は他国と戦うことを目指しているとしか思えません。国と国との間にさまざまな対立が存在しても、対話によって平和的に解決するのが国際社会のルールです。日本国憲法は、「戦争の放棄」「戦力の不保持」「交戦権の否認」を力強く宣言する世界に誇るべき平和憲法です。安倍政権はこの精神を蔑ろにしました。

(3)原子力政策について

安倍政権の原発への対応を見ていると、原子力村から多額の賄賂をもらっているとしか思えません。これはあくまでも、そんなふうに感じられるという話ですが……。

ということで今回の選挙では、「安倍政権はNOだ!」という民意が結集され、自民党が地滑り的大敗となることを望んでいます。

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コメント2件

  • ぐに より:

    戦後最低レベルの選挙参加率になりそうな気がします。

    そうなると・・・・・・・・・・。

    沖縄の選挙は楽しみですがね。

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