執筆のためにいろいろな分野の本を読んでいますが、すでにある程度評価が固まっている主張や意見を引用することによって、自分が書こうとしていることの根拠を補強するのが目的なので、一冊の本をじっくり味わって読むというよりは、次の2点の目的だけに絞って速読しています。
- 本全体を通して著者がいちばん言いたいことを把握する
- 自分の文章に引用できる箇所を探す
この目的のために最近実践している速読法は、以下のような感じです。
- 紙の本と電子書籍(Kindle)がある場合は、Kindleのほうを選ぶ
- まず、1〜2時間ぐらいでささっと目を通して、全体の雰囲気を感じ取る。
- この時に気になる箇所があったら、Kindleの場合は「しおり」を付け、紙の本の場合はポストイットを貼る
- テキストエディタを使って目次を全部転記する(目次が簡略化されている場合は、本文中から各節の小見出しだけ転記する)
- 各節を2〜3行程度に要約して、それを上記4の小見出しの下に書き込む
- 引用できそうな箇所は、そのまま転記する
- すべての節の要約が完成する頃には、筆者がいちばん言いたいことがだいたい把握できている

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