LOOP LIVE & TALK SESSION feat 半﨑美子 × やなわらばー

代官山LOOPで行われた「LOOP LIVE & TALK SESSION feat 半﨑美子 × やなわらばー」に行ってきました。ライブ後半は、高橋マシさんの司会でやなわらばーと半﨑さんがたっぷりとトークしました。

やなわらばーと半﨑美子さんのコラボレーションが初めて実現したのは、9月19日のイオンモール日の出でのインストアライブでしたが、実現に至ったエピソードがなかなか興味深いです。ゆうちゃんがLOOPで行われた半﨑さんのライブを聴いて感動し、「ぜひいっしょにセッションをしたいね」と半﨑さんとTwitterでつぶやき合っていたのを、たまたまイオンモール日の出の担当の人が見つけて、「それならばうちのインストアライブでコラボを」という運びになったそうです。まさにネット時代ならではのきっかけですね。そして今回が2回目のコラボレーションです。

代官山LOOP

やなわらばーのライブではいつもいつも二人の澄み切ったハーモニーに癒されます。この日はさらに、今までライブでほとんど歌われることがなかった「大好きな人」を聴けたことが特出すべき出来事でした。「大好きな人」は、私の大好きな曲です。この曲は、アルバム「歌ぐすい」に収録されていますが、レコーディングの後で二人は「むずかしい曲」だと思ってしまったようで、「やらねばなー」のようなゆるい企画ならともかく、正式なライブで歌うのはためらっていたそうです。今回生で聴くことができ、「大好きな人」がますます大好きな曲になりました。

半﨑さんは、歌に向かい合う姿勢がとてもまっすぐで真摯です。「永遠の絆」は北海道にいる両親のことを思って作った歌で、歌っている本人も涙目になっているので、観客の涙腺はますます緩みます。それと私の歳になると、「メガネをかけたり 遠く離したりするようになってた」という歌詞が他人事ではなく、別の意味で感慨深いです。カバーした「異邦人」は私が学生の頃に大ヒットした曲ですが、半崎さん流でとてもいい感じでした。

さて、セッションは半﨑さんの選曲ですが、とてもとても意外な曲。司会者の高橋マシさんから「にがい涙」と曲目が紹介されたときには、すぐにはピンときませんでした。「ザ・スリー・ディグリーズの曲」と言われても「あ、聞いたことがあるグループ名」と思うだけでしたが、曲が始まると、昔よく聴いた曲でした(オリジナルは→こちら)。来日記念に日本限定で発売された曲のようです。

アップテンポの曲で、しかも振りが付いています! この曲のために衣装を替えることはなかったですが、3人はしきりに「スパンコールの衣装を着たいね」と話していました。歌唱はもちろんすばらしい! でも、りおちゃんの振りがちょっと合ってなくて、それがなんともいい味を出していました(笑)。

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後半はトーク中心のコーナーです。ライブよりも長い時間のトークというのは初めてでしたが、いろいろなエピソードを聴けて貴重な体験でした。冒頭に、石垣島流に「カリー」とみんなで乾杯しました。私の席は前から2列目で、りおちゃんのすぐ近くだったので、リアルに乾杯できる位置だったのですが、あと数センチのところで空振りに終わってしまいました(涙)

最初は、「私の1枚」のコーナーです。いろいろな写真がスクリーンに映し出されて、その写真にまつわるトークが展開されました。

まず、半﨑さんが岡山県の湯原温泉郷の「はんざき祭り」に参加したときの写真が紹介されました。国の指定天然記念物「オオサンショウウオ」の別名は「はんざき」だそうです(なぜかは割愛しますので各人で調べてください)。それで、半﨑さんのほうから「自分ははんざきです!」と売り込んで参加したそうです。次の写真は、半﨑さんが隠岐の知夫里島で数日過ごした時の写真。レストランを手伝いながら、お客さんと話をしてCDも販売してきたそうです。いずれもすごい行動力ですね。

やなわらばーの写真は、11月4日にリリースされるアルバム「Windfall」に関するもので、まずは伊勢正三さんとの3ショット写真。制作期間の約2ヶ月、伊勢さんといっしょにスタジオにこもったそうですが、その間に伊勢さんのご家族もスタジオにやってきて、家族ぐるみでの交流があったそうです。渋谷川での「アー写」撮影風景の写真も紹介されました。カメラマンさんが蚊に刺されてたいへんだったようです。

さらに「ややや!やな祭り2015」での「のりおママ」の写真や、キャスター姿のゆうちゃんの写真も映し出されました。4月9日が「フォークソングの日」に認定された認定証を持った写真も紹介されました。来年の4月9日に、どんなイベントが開催されるか楽しみです! 最後は伝説の「つり革」でした。

次のコーナーでは、それぞれのミュージックビデオが流されました。半﨑さんは「明日へ向かう人」のミュージックビデオで、オオサンショウウオとホタルの幼虫が旅するアニメでした(→こちら)。アニメの作者は半崎信朗さんで、同じ苗字ということだけでコンタクトを取って、制作を依頼したそうです。これもすごい行動力ですね。ミュージックビデオが終わった時、ステージ上の3人も、会場の多くの人も涙目になっていました。

やなわらばーのほうは「ありの歌」のミュージックビデオ。アニメの合間に歌っている2人の映像が出てきますが、ゆうちゃんがショートカットでりおちゃんがロングという、今とは反対の姿が初々しかったです。ほんとうはビデオの最後のシーンにりおちゃんの笑顔が挿入される予定だったのですが、何度撮り直しても「わざとらしい笑顔」だったそうで、カットされたそうです。

最後は、客席から集められた質問に3人が答えていくコーナー。知り合いのやなファミ「T」さんからの「服はどんなところで買っていますか?」という質問に、ゆうちゃんは「渋谷や原宿で買うことが多いです。サイズが合わないことが多いので、ネットで探してから、実際にお店に行って買います」、りおちゃんは「セレクトショップでインポート物を買うことが多いです」とのこと。また、「最近ゆうちゃんがイメチェンしたので、服がかぶることが多くなった。今日は赤い靴下がかぶった。ボーダー柄もかぶることが多い」のだそうです。

「これまでいちばん印象に残ったライブはどんなライブですか?」という質問に、半﨑さんは去年の赤坂BLITZでのワンマンライブをあげました。半﨑さんはなんとライブの下準備も全部自分でやっているそうです。そして今年も、10月23日に赤坂BLITZでライブがあります(→こちら)。

ゆうちゃんは、渋谷の duo music exchangeで行った初めてのワンマンライブが印象に残っているそうです。バラード中心の曲なのにスタンディングで、しかもぎゅうぎゅう詰めで2時間以上のライブだったので、お客さんが辛そうだった。それ以降、やなわらなーのライブは着席になったとのことです。

りおちゃんは、一般には公開されなかったけれど、小浜島の近くにある潮が引いたときだけ現れる幻の島「浜島」で歌ったことがいちばん思い出に残っているそうです。四方を海に囲まれて膝まで海に入って歌ったそうです。歌い終わると潮が満ちてきて、楽譜が波に流されてしまったそうです。

その他、印象に残ったトークをランダムに。
【半﨑さん】銀行の通帳を見ると、ときどき「トシコさん」から何円かの振り込みが入ってきているを不思議に思っていた(トシコさん=利子?)。

【ゆうちゃん】男性は、まず母を大切にしてくれる人、次に仕事に打ち込んでいる人、3番目が趣味で、4番目が自分を大切にしてくれる人だけど、3番目と4番目の順位がときどき入れ替わるくらいがいい。

【りおちゃん】自分の旦那さんはものを作る仕事をしていて、仕事に打ち込んでいる姿が好き。旦那さんから「おいで」と言ってもらうのがうれしい。

【半﨑さん】代官山LOOPの楽屋にトイレがあることをつい最近知った。今までは会場のトイレに観客の人といっしょに並んでいた。順番を譲ってもらってうれしかった。

【ゆうちゃん】沖縄の人は海で泳がない。海は泳ぐ場所ではなくて、桟橋から飛び込む場所。

【りおちゃん】よく道に迷う。ライブの会場に辿り着けなくて、「ここら辺にいる」と電話をかけて迎えにきてもらうことが多い。

【ゆうちゃん】りおちゃんの失敗(特に下着ネタ)の暴露話をしましたが、このブログでは割愛。

 

【セットリスト】
やなわらばー
1)花
2)空をこえて 海をこえて
3)いちごいちえ
4)大好きな人
5)ゆくい

半﨑美子
1)夏の夢
2)種
3)異邦人(久保田早紀のカバー)
4)永遠の絆
5)明日へ向かう人

セッション
にがい涙(ザ・スリー・ディグリーズのカバー)

【サポート】
ピアノ:石田まり

 

ライブ後にやなファミさんたちと入ったデニーズの座席は。

87番の座席

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コメント2件

  • のり より:

    おー!詳しいレポありがとうございます♪なかなか、こちらでのイベントが実現しないので、有り難いです。

    87は食べ終わってから誰かが気付いたのかな?(笑)

    • ☆アルファ☆ より:

      トークが多いイベントもなかなかいいものです。テーブルの「87」は食べ終わって帰るときに気づきました。

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