先日、縄文時代前期から中期の三内丸山遺跡に行ってきましたが、もっと古い旧石器時代終末期から縄文時代草創期のものとされる大平山元Ⅰ遺跡が津軽半島にあることを知って、行ってみたくなりました。でも、規模は山内丸山遺跡よりもずっと小さそうなので、そのためだけにまた青森に行くのはちょっと難しいです(マイルも使い果たしたし……)。今回の三内丸山遺跡の計画を立てる段階でこの遺跡のことが分かっていたら、いっしょに行くことができたのにと、ちょっと残念な気持ちです。
放射性炭素年代測定法によると、出土している土器の内側に付着している炭化物は15,500〜16,500年前のものと見られ、発見当時は、世界でもっとも古い煮炊きの痕の一つとみなされました(その後中国でもっと古い痕跡が見つかったようです)。さらに旧石器時代の性格を示す石鏃は、弓矢の使用を示すものとしては世界最古級だそうです。住居は移動式テントのような簡便なもので、移動生活から定住へ変化する過渡期の様子を示しているとのことです。

これ以外にも東北と北海道には縄文時代の遺跡がたくさんあり、世界遺産に登録されています(北海道・北東北の縄文遺跡群)。

コメント