私が住んでいる西東京市にも、下野谷遺跡という縄文時代の集落の遺跡があります。早稲田大学・東伏見キャンパスのすぐ近くです。
昨年、弥生時代の大規模な遺跡である佐賀県の吉野ヶ里遺跡を訪ねましたが(→こちら)、そこにはあった防御のための深い環濠や高見櫓が下野谷遺跡にはありません。下の1枚目は当時の様子を再現したVR画像ですが、自然の中に溶け込むように人が暮らしている様子が伝わってきます。この集落では縄文時代中期に千年にわたって人が住み続けたそうです。縄文時代全体では1万年以上もこんな平和な時代が続いたのは、実に驚くべきことです。
弥生時代になるとなぜ急に人々は争い始めたのか? 縄文時代と弥生時代を比較すれば、現代社会から戦争をなくすヒントが見えてくると思います。それをこの「Consideration」のカテゴリに順次書いていきたいと思います。

当時の様子のVR

下野谷遺跡の入り口

展示物の紹介

竪穴住居

竪穴住居

土器溜まり

遺跡の説明

出土遺物

立地や集落の形

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