【再訪】西原町小波津の民家の塀

この場所には2015年11月以来の再訪です。前回の記事は(→こちら)。

沖縄戦当時、この家は兵士の宿舎となっていたために激しい攻撃を受けたようです。弾痕をたくさん見てきましたが、破壊の激しさという点では、この塀と、南風原町津嘉山の民家の塀が双璧で、まさに「鉄の暴風」を実感できる戦跡だと思います。西原町の住民の47%が亡くなったという悲惨な事実も、この弾痕を見れば理解できます。西原町の指定史跡にもなっているので、ぜひ多くの人に見学してほしいと思います。

西原町小波津の民家の塀
西原町小波津の民家の塀
西原町小波津の民家の塀
西原町小波津の民家の塀
西原町小波津の民家の塀
説明板

下の表は1950年に沖縄県援護課が発表した沖縄戦の死亡者数です。

分類死亡者数
県外出身日本兵戦死者6万5908人
沖縄県出身軍人・軍属2万8228人
戦闘に参加・協力して死亡した住民5万5246人
一般住民
3万8754人(推定)
合計18万8136人
沖縄戦における住民犠牲については(→こちら

このような悲惨な歴史を繰り返してはならないです!

私の基本的な考えは以下の通りです。

  • 人と人が殺し合ってはならない。
  • 人を殺すための道具を持ってはならない。
  • 武力に対して武力で対抗してはならない。
  • 「抑止力」は最も危険な「導火線」である。

世界中から紛争や戦争がなくなることを心から願っています。私がこれまでにこのブログで国や戦争について書いてきた文章へのリンクはこちらです。

【追記】
〜人、〜民族、〜教徒といった具合に、人にラベルを貼ることをやめれば、今世界各地で起きているような争いは起きないでしょう。ラベル貼りの習性は、たぶん、太古の昔の初期人類の進化の過程から生まれたものだと思いますが、それを自由と平等の理念によって乗り越えてこそ、人間の人間たる所以ではないでしょうか。

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