いわさききょうこ企画「Moment vol.5」 二胡奏者「椿繐(チュネ)」さん

「Moment」の趣旨は「いわさききょうこから見て最高にかっこいい人、リスペクトな人、一瞬を共有したい人たちをお迎えしてのライヴ!!」です。過去には、劇団ムカシ玩具の舞香さん、Shangri-Laのおふたり、ノグチアツシさんなどをゲストにお迎えしています。今回のゲストは二胡奏者の「椿繐(チュネ)」さん。いわさきさんがインターネットで観てその音と姿に引き込まれ、猛アタックをかけてライブが実現したそうです。

会場は大森 風に吹かれて。
大森 風に吹かれて

椿繐(チュネ)さんは、以前はピアノやトロンボーンなどいろいろな楽器を弾いていたそうですが、20歳の頃にラジオで二胡の演奏を聴いて感動し、それから中国の先生に習い始めました。二胡の起原は1500年くらい前の唐の時代の「奚(稽)琴」と呼ばれる楽器で、これはバイオリンのルーツでもあるそうです。ギターなどの一般的な弦楽器では弦を指板に押し付けますが、二胡は弦が宙に浮いたまま弾きます。だから正しい音程で弾くのがとても難しいそうです。また、弓が2本の弦の間に入った状態なので、弓を弦に当てる感覚が難しく、とても奥が深い楽器だと感じました。そしてなによりも、二胡の表現力はすばらしく豊かです。「空山鳥語」ではほんとに鳥がさえずっているように感じましたし、「賽馬」では馬が駆ける情景が目に浮かびました。
椿繐(チュネ)さん

いわさきさんは、最近のライブでは新しい「Sakata Guitar」を使っています。
いわさききょうこさん

二胡の音色といわさきさんの歌声はとてもよくマッチします。「菊花台」は映画「王妃の紋章」の主題歌にもなった有名な曲ですが、今回は椿繐(チュネ)さんが中国語の歌詞を日本語に訳してくれて、それをいわさきさんが歌いました。また、ライブで歌うことの多い「はじまりの詩」も、二胡とのコラボレーションによって、いつもと違った味わいとなりました。
椿繐(チュネ)さんといわさききょうこさん

いわさきさんのライブでは初めての歌のないインストゥルメンタルな演奏に常富さんもいわさきさんも緊張気味。
インスツルメンタルな演奏

眼鏡をかけて真剣な表情の常富喜雄さん。
常富喜雄さん

ここ「風に吹かれて」はフォークの聖地だということで、アンコールでは「花嫁」を。
最後はフォークソングを

ライブの後に。
ライブの後に


【セットリスト】
1)お早うの朝
2)命紡いで
3)武者震い
4)終わらぬ夢
5)ふたりぼっち
<椿繐(チュネ)さん登場>
6)あなたへ
7)幻夏

<休憩>

8)蒼のとき
9)星歌
10)北京の想い
11)空山鳥語
12)賽馬
13)菊花台【歌詞は椿繐(チュネ)さんが日本語訳】
14)霧の向うへ
15)はじまりの詩
アンコール)花嫁

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