西高東低の気圧配置で北風が吹くのはなぜか？

冬型の気圧配置の典型は、日本列島に西側に高気圧があり東側に低気圧がある「西高東低」です。風は気圧が高いところから低いところに吹くので、「西高東低」だと西風が吹きそうな気がしますが、実際に冬に吹く風は北風です。天気予報のキャスターも「等圧線に沿って北風が吹きます」と話すことが多いです。なぜ、西風ではなく北風が吹くのか、ずっと疑問に思っていましたが、やっとその疑問が氷解しました。

（北半球で）西風を北風に右方向に曲げているのは、地球の自転によって生じる「コリオリの力」という見かけの力でした。