北アルプスの成り立ち

少し前に「ブラタモリ」で糸魚川静岡構造線フォッサマグナのことを詳しく紹介していましたが、それを観ていて、北アルプスは糸静線の東側なのか西側なのか気になり調べてみました。北アルプスは糸静線の西側で、つまり大陸から切り離されて現在の場所まで移動した地盤の側にあります。ちなみにフォッサマグナは「大きな溝」の意味で、大陸から離れた地盤が2つに分かれた間の溝です。当初は海でしたが、堆積物が積もったり隆起したりして現在のように地続きになりました。

ということで北アルプスの位置は、分断された西側の方の地盤の海岸沿いでしたが、それが今から350万年くらい前から始まった「東西短縮地殻変動」によって激しく隆起し、浸食されて、現在の姿になったと考えられています。

北アルプスを縦走するMARiA麻莉亜さんの動画を少し前に紹介しましたが(北鎌尾根編大キレット編ジャンダルム編)、こんなナイフの刃先のような険しい地形が平地から隆起してできたとは、改めて地殻変動のエネルギーの凄まじさを感じます。

長谷川ピーク

 

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