YAMA Festival vol.2 〜山とメガネの石垣ナイト〜

The BOOMのベーシスト山川浩正さん主催の「YAMA Festival vol.2 〜山とメガネの石垣ナイト〜」に行ってきました。「YAMA Festival」は、山川浩正さんと親交のあるアーティストが出演するライブで、山川さんはサポートに徹します。vol.0、vol.1に続いて、今回が３回目です。今回のタイトルに「メガネ」とあるのは「メガネストリングス」がサポートに加わるからで、「石垣ナイト」は出演者全員が石垣島出身者だからです。

宮良牧子さんの生の歌声を聴いたのは、たしか2011年4月のペンギン食堂プレゼンツ「石垣島みーどぅんナイト」以来２回目だと思いますが、とても素朴な歌声が心にしみいりました。宮良さんが中学生だった頃にThe BOOMのライブが竹富島で行われて、宮良さんは行けなかったけれど、友達がサインをもらってきたのを見てとてもうらやましく思ったそうです。自分がその山川さんと同じステージに立って歌っているのがとても感慨深いと語っていました。

ヘンザンタカヒロの生の歌を聴くのは、今年５月11日に行われた「山川浩正生誕祭」以来２回目でした。本来はベーシストですが、ベースは山川さんに任せてギターを持って登場しました。とても気さくなお兄さんという感じです。

もしかするとシークレットゲストは「ノリオママ」か？と思っていましたがハズレました。山川浩正+若山雅弘+斉藤哲也＋石垣隆太が、メガネストリングスのリーダーの鹿嶋静さんのバイオリンをサポートしました。それにしても、鹿嶋静さんは素敵な人です。

ストライクカンパニーは、汗だくになって歌う具志堅巨樹と控えめな石垣隆太の対比が印象的でした。新曲「ばあちゃんのうた」は、心に響くいい曲です。石垣島では後輩が先輩に逆らうと「死なされる」そうです。怖いですね（笑）

山川さんとやなわらばーが出会ったのは10年以上前だそうです。山川さんが個人的に訪れた軽井沢のスキー場で、たまたまやなわらばーがライブをしていたそうです。初めてやなわらばーの歌声を聴いた山川さんの印象は、「沖縄の曲はこぶしが効いているが、和音という概念があまり無い。二人は、沖縄独特のこぶしがあって、かつハモッていたのが印象的だった」そうです。それからしばらくして大阪で再び会った時に、山川さんの方から声をかけたそうです。

弦が加わると、やなわらばーの曲がいっそう引き立ちます。さらにこの日は、ふだんのライブであまり聴くことができない「少年」、そしてライブで歌うのはたぶん２回目という「平和の歌」が聴けて大感激でした。私は、前回歌った2010年12月の「COREDO室町PRESENTS やなわらばーChristmas Premium Live」に、親戚の結婚式があって行けなかったので、「平和の歌」を生で聴くのは今回が初めてでした。

この日、九州地区高校野球大会で、沖縄県代表の八重山高校が鹿児島城西高校を５ー１で下しました。ステージの上には八重山高校の卒業生が５人もいたので、母校の甲子園初出場を夢みて大いに盛り上がりました。

アンコールの２曲目では、山川さんがベースをヘンザンに渡してハンドマイクを持ちました。声量のあるよく通る歌声でライブを締めくくりました。

【セットリスト】
宮良牧子
１）月酔唄
２）からたち野道
３）赤い爪
４）涙の地球
５）ヌチグスイ

ヘンザンタカヒロ
１）青春オリオン
２）スーパーゼウス
３）あじさい
４）マウンテン
５）夏

シークレットゲストバンド（鹿嶋静+山川浩正+若山雅弘+斉藤哲也＋石垣隆太）
１）アメイジング・グレイス
２）タイタニックのテーマ？

ストライクカンパニー
１）Happy Birthday
２）サラリーマン哀歌
３）ばあちゃんのうた
４）アンティーク
５）桜

やなわらばー
１）月
２）鳳仙花
３）サクラ
４）少年
５）平和の歌

全員で
アンコール１）太陽アカラ波キララ
アンコール２）十九の春

 

【サポート】
ベース：山川浩正
ドラム：若山雅弘
キーボード：斉藤哲也
バイオリン＆ビオラ：メガネストリングス
・鹿嶋静
・日向充
・セクシーパスタ林三
・のかもと