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【再掲】伊能忠敬的人生に憧れる

昨日の記事に、「ほんとうにやりたかったことをやり残している感覚が心の中に強くあります」と書きましたが、5年くらい前に書いた記事にもそういう思いが込められていたので、再掲したいと思います。5年前なので、57歳と書いていますが、現在は62歳で還暦を過ぎています。早く着手しないとと思います。


江戸時代に正確かつ詳細な実測地図「大日本沿海輿地全図」を作成した伊能忠敬は、元々は下総国香取郡佐原村(現在の千葉県香取市佐原)の商人でした。しかし、50歳の時に家業を子供に譲って江戸に出て、幕府天文方の高橋至時に弟子入りして暦学(天文学)を学び始めました。そして、日本地図を作るための第一次の測量に北海道に向かったのは1800年、忠敬が55歳の時でした。その後、1816年までの間に測量は第10次にも及びます。最後の測量時に忠敬は72歳でした。忠敬は1818年4月13日に73歳で亡くなりましたが、その死を隠して、弟子たちによって日本地図作成が続けられ、1821年に「大日本沿海輿地全図」が完成しました。

大日本沿海輿地全図

忠敬が家業を子供に譲って江戸に出たのは50歳の時で、第一次測量に出かけたのは55歳の時。現在の自分は57歳で少し出遅れていますが、なんとか60歳からは、これまでとは違う人生を歩んでみたいなんて思っています。「還暦」というのは、まさにそういう節目ではないかと考えています。

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