essay
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2013年10月20日
「写真とは何か」 第1話 あれはいつからだろう
本稿はこのサイトを開設した1997年に、毎週一話ずつ順次アップしていったものです。 写真を撮り始めたのはいつからだろう。数人の友達と...
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2013年10月20日
「写真とは何か」 第2話 洞窟の中の懐中電灯
私としては早く話をアッジェに持っていきたいのだけれど、それでは話がいきなり佳境に入ってしまう。じっと我慢して、次回以降ににつながるよ...
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2013年10月20日
「写真とは何か」 第3話 写真と元の風景との不思議な関係
人間が世界を知覚することは、洞窟の壁面を懐中電灯で照らしているようなものだ。これは第2話で述べた。か細い光線に照らし出されたわずかな...
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2013年10月20日
「写真とは何か」 第4話 「意味」よりも先にやってくるもの
写真によって写し出された世界は、元の世界の写像であると同時に、さらなる可能性を秘めた「新しい世界」である。 第3話で述べたとおり、...
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2013年10月20日
「写真とは何か」 第5話 サルがたまたまシャッターを押したら
ピアノは聴く芸術だと言ったジャズピアニストがいる。なんだか分かるような気がする。その言葉を借りるならば、写真こそ見る芸術である。 ...
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2013年10月20日
「写真とは何か」 第6話 創発する世界
頭が痛くなりそうな話が続きすぎた。このへんで一応のまとめをして、次の話題に進まないとみんな逃げていきそうである。 第2話で書いたよ...
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2013年10月20日
「写真とは何か」 第7話 アッジェの写真との出会い
「美術家のための資料」、アッジェのアパートのドアにはこんな看板が掲げれられていたという。船員、役者などを経て、40歳を過ぎるころに写...
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2013年10月20日
「写真とは何か」 第8話 アッジェの大判カメラ
1900年代初めの写真技術というと、まずフィルムの感度が低いので長時間の露出を必要とし、カメラのレンズも特に画面周辺部で歪みが大きく...
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2013年10月20日
「写真とは何か」 第9話 『決闘写真論』(その1)
篠山紀信と中平卓馬の『決闘写真論』は、『アサヒカメラ』に1年間連載されたあと、 1977年に単行本として出版された。現在はその文庫版...