私の処方箋

同じ「うつ病」の人の参考になるように、現在私が飲んでいる薬をあげておきます(なお<薬の解説>はすべて「おくすり110番」へのリンクです)。

2010年3月6日現在の処方箋

服用時薬名数量内容
朝食後トフラニール錠10mg1錠抗うつ剤(三環系)
バレリン錠100mg1錠脳の興奮を鎮める
夕食後トフラニール錠10mg1錠抗うつ剤(三環系)
バレリン錠100mg1錠脳の興奮を鎮める
睡眠前 トフラニール錠10mg1錠抗うつ剤(三環系)
バレリン錠100mg1錠脳の興奮を鎮める

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抗うつ剤の副作用について

 抗うつ剤を服用すると便秘になったり、口が渇いたりします。これは抗コリン作用と呼ばれる副作用のためです。抗うつ剤にはアセチルコリン受容体という脳のセンサーに結びつく性質があり、それで大腸の動きが活発になり、水分が過剰に吸収されて、便秘になったり口が乾いたりするのです。私は三環系トリプタノール錠アモキサンカプセルでひどい便秘になり、やむを得ずSSRIルボックス錠に戻しました。その後再度、三環系のトフラニール錠にトライし、今度はなんとか副作用が出ずに快方に向かっています。
 また、緑内障〔特に急性閉塞隅角緑内障)の人は、この抗コリン作用によって眼圧が上がって緑内障の症状を悪化させるおそれがあります。それから前立腺肥大症の人は尿が出にくくなる場合があります。これらの病気に罹っている人は医師に相談したほうがいいでしょう。
 抗コリン作用は、第一世代の三環系抗うつ剤が最も強く、第二世代の四環系抗うつ剤ではそれが緩和されているようです。また第三世代のSSRIは選択的にセロトニンに作用するので、抗コリン作用が起こりにくくなっています。
 また、ドグマチールのようなドーパミンD2受容体を遮断する作用を持つ薬を長期間服用すると、遅発性ジスキネジアが起こることがあります。これは、顔面口部に現れる、繰り返し唇をすぼめる・尖らせる、舌を左右に揺らす・突き出す、ガムをかんでいるように口をモグモグする、歯をくいしばるなどの何らかの不随意な異常運動です。

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SSRIか三環系か

 私は2002年からずっとSSRIやSNRIを飲み続けてきました(ルボックス錠トレドミン錠ルボックス錠パキシル錠)が、なかなかいい効果が現れませんでした。ところが、三環系のアモキサンカプセルを飲み始めてからみるみると調子がよくなってきました。現在は、三環系のトフラニール錠で落ち着いています。
 最近では、病院で処方される第一選択は副作用の少ないSSRIでしょうが、今一度、三環系を見直してもいいかもしれません。SSRIは「自殺を誘発する」と問題視されているのも事実です。
 抗うつ剤は人によって合う合わないの差が大きいので、自分に合った薬が見つかるまで、いろいろ試してみる必要があるようです。

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新薬情報

 2009年9月7日に、新薬ミルタザピン(商品名は、リフレックス錠<シェリング・プラウ>とレメロン錠<明治製菓>)が発売になりました。この薬は、SSRIとは違う新しい作用機序の薬で、ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬(NaSSA:Noradrenergic and Specific Serotonergic Antidepressant)というカテゴリーに属します。
ミルタザピンの特筆すべき点は、英医学誌ランセットが1月29日に発表した論文で、「効果」が第1位にランクされたことです。kyupin先生のブログから、この薬の特徴を拾うと以下のような感じです。

  1. 効果が高い。
  2. 効果の発現が早い。
  3. 吐き気がしない。
  4. 眠くなる(よく言えば、睡眠を改善する)。
  5. 1日1回夜に服用するタイプ(半減期が20〜40時間と長い)。
  6. 体重増加は多少みられる。
  7. 性機能の障害が少ない。
  8. 不安に対しても効果がある。
  9. 希死念慮のある人に向いている。

現在服用している抗鬱剤があまり効いていないと感じている人は、医師に相談して、この薬を試してみるのもいいかもしれません。

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薬の力価

(※)下記のなかで、IM換算は抗うつ剤の力価をイミプラミン(トフラニール)1mgの強さを1として換算、DZ換算は抗不安剤の力価をジアゼパム(セルシン、ホリゾン)1mgの強さを1として換算、NZ換算は睡眠導入剤の力価をニトラゼパム(ネルボン、ベンザリン)1mgの強さを1として換算、CP換算は抗精神病薬の力価をクロルプロマジン(コントミン、ウインタミン)1mgの強さを1として換算したものです。主な薬の換算値はこちらをご覧ください。これらの数値はMedicaster3.0というソフト(現在は公開サイトが閉鎖されてしまったので、ダウンロードできません)で計算したものですが、専門家の間でも換算値には諸説があり、あくまでも大まかな目安とお考えください。

私の過去の抗うつ剤のIM換算値の推移

抗うつ剤

トフラニール錠10mg

トフラニール10mg

1959年発売の古くからある第一世代の三環系抗うつ薬です。作用が強く、よい効果が期待できますが、副作用がでやすいのが欠点です。また、効いてくるまで少し時間がかかります。今はこれをメインに服用しています。 <薬の解説> IM換算=10
薬価9.7円

トリプタノール錠25mg

トリプタノール錠25mg

第一世代の三環系抗うつ薬です。ルボックス錠でなかなか「うつ」の改善がみられないので処方されました。最強の抗うつ剤と言われています。作用が強く、よい効果が期待できますが、副作用がでやすいのが欠点です。また、効いてくるまで少し時間がかかります。 <薬の解説> IM換算=25
薬価9.7円

アモキサンカプセル25mg

アモキサンカプセル25mg

抗コリン作用がやや軽減された第2世代の三環系抗うつ薬です。SSRIでいっこうに改善がみられないので、副作用覚悟で処方してもらいました。この薬を飲み始めてから、自分でもびっくりするほど鬱の症状が改善されました。ただし、ひどい便秘になって、がまんできずに、ルボックスに戻してもらいました。<薬の解説> IM換算=25
薬価15.4円

テトラミド錠10mg

テトラミド錠10mg

第二世代の四環系抗うつ薬です。でも私の場合、眠れない時の頓服として処方されました。それほど猛烈な眠気を誘います。これを飲んだら、日中まともに仕事をするのは無理です。気がついたら居眠りをしています。ただ、それをがまんして飲み続けていたら眠気がなくなってきました。<薬の解説> IM換算=25
薬価18円

ルボックス錠25mg

ルボックス錠25

第三世代の抗うつ剤SSRI(選択的セロトニン再取り組み阻害剤)の一つです。私の場合、02年6月に心療内科で処方されてから、ずっと飲みつづけていました。飲みはじめに吐き気がする場合があるので、ガスモチンなどの胃の薬がいっしょに処方されることが多いです。いちばん長期間服用した薬ですが、私の場合は決定的な効果はありませんでした。<薬の解説> IM換算=25
薬価45.1円

パキシル錠10mg

パキシル錠10mg

第三世代の抗うつ剤SSRI(選択的セロトニン再取り組み阻害剤)の一つです。長年のみ続けてきたルボックス錠でなかなか改善がみられないので、パキシル錠に変更になりましたが、これもあまり効きませんでした。<薬の解説> IM換算=30
薬価123.4円

トレドミン錠25mg

トレドミン錠25

第四世代の抗うつ剤SNRI(選択的セロトニン・ノルアドレナリン再取り組み阻害薬)です。SSRIがもっぱらセロトニンの再取り込みだけを阻害するのに対して、SNRIはノルアドレナリンの再取り込みも阻害します。それだけ抗うつ効果が高いとされています。<薬の解説> IM換算=30
薬価45.9円

デジレル錠25mg

デジレル錠25mg

トリアゾロピリジン系。SSRIに近い、比較的新しい抗うつ剤です。脳内のセロトニンを増やす働きがあります。<薬の解説> IM換算=12.5
薬価21.7円

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抗精神病薬

セロクエル錠25mg

セロクエル錠25mg

非定型抗精神病薬です。気持ちの高ぶりや不安感をしずめるほか、停滞した心身の活動を改善する作用があります。主に統合失調症の治療に使われますが、うつ病などにも応用されます。 <薬の解説> CP換算=34.7225
薬価47.4円

ドグマチール錠50mg

ドグマチール錠50mg

この薬はもともとは胃潰瘍や十二指腸潰瘍の治療薬として開発されたそうですが、ノルアドレナリンの放出を促進する作用があるといわれ、「うつ病」の治療薬として一般的に処方されるようになりました。めったにないそうですが、不思議な副作用として、「男性の乳房がふくらむ」というのがあるそうです。<薬の解説> CP換算=25
薬価18.4円

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睡眠導入剤

サイレース錠1mg

サイレース1mg

 脳の神経をしずめ、不安や緊張感をほぐし気分をリラックスさせて、自然に近い眠りに誘います。持続時間は中間型で夜中に何度も起きてしまう人に向きます。 <薬の解説> NZ換算=5
薬価17.8円

フルニトラゼパム錠1mg

フルニトラゼパム錠1mg

 サイレース錠のジェネリック(後発品)です。 <薬の解説> NZ換算=5
薬価6.1円

ユーロジン錠2mg

ユーロジン錠2mg

 脳の神経をしずめ、不安や緊張感をほぐし気分をリラックスさせて、自然に近い眠りに誘います。持続時間は中間型だということです。 <薬の解説> NZ換算=5
薬価18.3円

マイスリー錠5mg

マイスリー錠5mg

 緊張感をほぐし、自然に近い眠りに誘います。ほんとうにあっという間に眠ってしまいます。ただし超短期の睡眠誘導剤なので、3~4時頃の早朝覚醒にはあまり効果は期待できません。<薬の解説> NZ換算=2.5
薬価50円

レンドルミン錠0.25mg

レンドルミン錠0.25mg

不安感や緊張感をほぐし、自然に近い眠りに誘います。短期型の睡眠薬です。私の場合、この薬にいちばんお世話になりました。ただ、これも短期型なので、早朝覚醒には効き目が薄いのかもしれません。<薬の解説> NZ換算=5
薬価31.7円

リスミー錠1mg

リスミー錠1mg

不安感や緊張感をほぐし、自然に近い眠りに誘います。マイスリーやレンドルミンよりも効いている時間がやや長いので(血中半減期が10時間)、翌朝まで眠気が残ることがあります。<薬の解説> NZ換算=2.5
薬価22.4円

アモバン錠7.5mg

アモバン錠7.5mg

 脳の神経をしずめます。不安感や緊張感をほぐし、自然に近い眠りに誘います。私の場合は眠れない時の頓服として処方されました。この薬の特徴は、とにかく苦いことです。尋常な苦さではありません。飲むときは、コーティングされているので、苦くないのですが、翌日、薬の成分が唾液に分泌されて、水を飲んでも異様な苦さがあります。<薬の解説> NZ換算=5.0003
薬価27.9円

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抗不安剤

デパス錠1mg

デパス錠1mg

 チエノジアゼピン系の緩和精神安定剤(マイナートランキライザー)です。同類薬のなかでは、作用が強いほうです(作用/時間:強/短)。筋肉をゆるめる作用もかなりあります。 <薬の解説> DZ換算=3.3333
薬価9円

メディピース錠0.5mg

メディピース錠1mg

 デパス錠のジェネリック(後発品)です。 <薬の解説> DZ換算=1.6667
薬価6.4円

レキソタン錠2mg

レキソタン錠2mg

 ベンゾジアゼピン系の緩和精神安定剤(マイナートランキライザー)です。脳のリラックス系の神経受容体「BZD受容体」に結合することで、リラックス系の神経を活性化させます。抗不安薬とか心身安定剤とも呼ばれます。安全性が高く、耐性や依存も少ないそうです。 <薬の解説> DZ換算=2.5
薬価7円

ソラナックス錠0.4mg

ソラナックス錠0.4mg

 ベンゾジアゼピン系の緩和精神安定剤(マイナートランキライザー)です。脳のリラックス系の神経受容体「BZD受容体」に結合することで、リラックス系の神経を活性化させます。抗不安薬とか心身安定剤とも呼ばれます。安全性が高く、耐性や依存も少ないそうです。 <薬の解説> DZ換算=2.6667
薬価10,7円

メイラックス錠2mg

メイラックス錠2mg

脳のリラックス系の神経受容体「BZD受容体」に結合することで、リラックス系の神経を活性化させます。1日1錠飲めばいいので楽なのですが、効き目は強く、日中に眠くなりがちです。<薬の解説> DZ換算=10
薬価45.3円

セパゾン錠1mg

セパゾン錠1mg

緩和精神安定剤(マイナートランキライザー)の一種です。脳のリラックス系の神経受容体「BZD受容体」に結合することで、リラックス系の神経を活性化させるとのことです。この薬を朝飲むと、日中相当眠くなります。仕事中に居眠りをしてしまうことがしばしばありました。<薬の解説> DZ換算=2.5
薬価6.1円

リーゼ錠5mg

リーゼ錠

緩和精神安定剤(マイナートランキライザー)の一種です。メイラックスやセパゾンよりも効き目が穏やかで、眠気の副作用も少ないように思います。<薬の解説> DZ換算=2.5
薬価7.8円

セディール錠10mg

セディール錠10mg

 ベンゾジアゼピン系の安定剤に近いお薬です。セロトニン系の神経に作用する点が特徴的で、抗不安薬作用のほか、抗うつ作用をあわせもちます。心身症や神経症の治療に広く使われています。副作用も少ないほうです。<薬の解説> DZ換算=3.333
薬価37.4円

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その他

デパケン錠100mg

デパケン錠100mg

脳の神経をしずめて、気分の高ぶりを落ち着かせます。躁病や躁うつ病の躁状態に適応します。<薬の解説>
薬価11.4円

バレリン錠100mg

バレリン錠100mg

デパケン錠のジェネリック(後発品)です。<薬の解説>
薬価9.5円


チラーヂンS錠25μg

チラージンS錠25mg

 甲状腺ホルモンを補う薬です。体の基礎代謝を高める働きをします。仕事で苦境に陥ってほんとうにピンチの時に処方されました。ルボックスの効き目を後押しするためだそうです。<薬の解説>
薬価9.7円

グラマリール錠25mg

グラマリール錠25mg

ジスキネジアを治療する薬です。<薬の解説>
薬価29.8円

チアリール錠25mg

チアリール錠25mg

グラマリール錠のジェネリック(後発品)です。<薬の解説>
薬価7.4円


ガスモチン錠5mg

ガスモチン錠5mg

胃腸の調子を整える薬です。ルボックスを飲み始める初期には吐き気が副作用として出るのでこの薬が処方されるそうですが、私の場合、そういう副作用がなくても処方されました。現在は服用していません。<薬の解説>
薬価22円

ビオフェルミン

ビオフェルミン

 腸にやさしい善玉の乳酸菌を補い、悪玉の腸内細菌を追い出します。下痢と便秘が交互にやってきたときに処方してもらいました。<薬の解説>
薬価6.3円

プルゼニド錠12mg

プルゼニド錠

 大腸を刺激し腸の運動を活発にして排便をうながします。効果の発現は8~10時間後です。腸の運動が低下している「弛緩性便秘」に向きます。抗うつ剤の副作用の抗コリン作用で便秘がちになるために処方してもらいました。<薬の解説>
薬価5.9円

酸化マグネシウム

酸化マグネシウム

 腸内に水分を引き寄せ、便を軟化増大させます。その刺激で腸の運動が活発になり便通がつきます。 <薬の解説>
薬価1.47円

防風通聖散

防風通聖散

 体の水分循環を改善し、便通をつける作用があります。体力のある太鼓腹の肥満タイプで、便秘がちの人に向く処方です。 <薬の解説>
薬価9.8円

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