八十九式十五糎加農(カノン)砲

八十九式十五糎加農(カノン)砲は、日中戦争や太平洋戦争に使われた日本陸軍の主力重加農です。この加農砲は、2003年に大里農村環境改善センター敷地内の地中から発掘され、その後、糸数アブチラガマの近くにある南部観光総合案内センター前の広場に移設されました。原型をよくとどめた良好な状態で、間近で見るとなかなか迫力があります。でも、こういった殺人の道具は二度と実戦に使われることなく、悲惨な歴史を振り返るためだけに存在してほしいです。

八十九式十五糎加農(カノン)砲

八十九式十五糎加農(カノン)砲

八十九式十五糎加農(カノン)砲

九十三式魚雷。燃料を燃やすために酸素混合気体や純酸素を使ったので「酸素魚雷」とも呼ばれています。
九十三式魚雷


下の表は1950年に沖縄県援護課が発表した沖縄戦の死亡者数です。

分類死亡者数
県外出身日本兵戦死者6万5908人
沖縄県出身軍人・軍属2万8228人
戦闘に参加・協力して死亡した住民5万5246人
一般住民
3万8754人(推定)
合計18万8136人
沖縄戦における住民犠牲については(→こちら

このような悲惨な歴史を繰り返してはならないです!

私の基本的な考えは以下の通りです。

  • 人と人が殺し合ってはならない。
  • 人を殺すための道具を持ってはならない。
  • 武力に対して武力で対抗してはならない。
  • 「抑止力」は最も危険な「導火線」である。

世界中から紛争や戦争がなくなることを心から願っています。私がこれまでにこのブログで国や戦争について書いてきた文章へのリンクはこちらです。

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