オーラルケアは長生きにつながる

百歳以上の長寿の人(センテナリアン)に共通する特徴は、体に慢性的な炎症がないことだそうです。Wikipediaによると、炎症とは「過傷などの外傷、打撲、病原体侵入、化学物質刺激、新陳代謝異常による組織細胞の異常変化、極端な温度環境などによって生じる発赤 (ほっせき:redness)、熱感 (heat)、腫脹 (swelling)、疼痛 (pain) です。

体のどこかに炎症があると、血液検査の項目のなかの「CRP(C-リアクティブ・プロテイン)」の数値が高くなります。ただし、この値は急性の強い炎症反応がなければたいていは陰性なので、慢性炎症の有無をチェックするには通常の「CRP検査」よりも100倍くらい感度の高い「高感度CRP検査」をしないと分からないそうです。

さて、多くの人に見られる代表的な慢性炎症は「歯周病」だと思います。したがって、長生きしたい人にとっては、「歯周病」を予防するオーラルケアが重要です。また「歯周病」は口腔内の炎症に止まらず、心筋梗塞・糖尿病・高血圧などの他の疾患にも悪影響を及ぼすことが知られています。例えば、歯周病原因菌が血小板に入り込み血栓を作り易くなることによって心筋梗塞の発症リスクが高まったり、歯周病感染が分泌を促進する腫瘍壊死因子(TNF-α)によって糖尿病が増悪され、この糖尿病によって歯周病が増悪されるという負の連鎖が起こるそうです。

自分はまだまだいろいろやりたいことが多くて長生きしたいので、定期的に歯医者さんに通ってオーラルケアをしています。キュィーンというタービンの音や歯が削られるガリガリという音が苦手という人が多いようですが、自分はわりと平気です。歯が綺麗になると気持ちもスッキリします。

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