大腸内視鏡検査について

2001年に直腸にちょっと大きめのポリープが見つかって切除してから、毎年大腸内視鏡検査を受けています。私はポリープができやすいようです。先日7月20日に検査を受けてきました。

この15年間を振り返ると、内視鏡の技術革新が進んだお陰か、様変わりに楽に検査を受けることができるようになりました。2001年当時は、大腸の曲がり角(下行結腸から横行結腸に直角に曲がるところ)で立ち往生して、それよりも先に入れていくのにかなりの時間がかかりました。腸が内視鏡に押されて痛みを感じることも度々ありました。ところが、最近はあっという間に曲がり角を通過していきます。先日の場合、終点の盲腸(さらに回腸末端を覗きます)に到達するまでに5分ちょっとしかかかりませんでした。

内視鏡が盲腸に到達すると、今度は内視鏡を少しずつ抜きながら、ポリープなどの病変がないか注意深く観察していきます。病院にもよると思いますが、私の病院の場合は、モニターに映し出される腸内の映像を自分も一緒に見ることができます。10年くらい前は、別の病気の薬を飲んでいた影響で大腸の表面が黒ずんでいました。でも、現在はその系統の薬を飲んでいないので綺麗なピンク色をしています。幸いなことに、今回はポリープなどの病変は何も見つかりませんでした。

内視鏡の画像

もし、ポリープが見つかっても、ほとんどの場合はポリペクトミーという方法で、その場で切除してもらえます。そして、切除した病変は病理検査に回されて、良性か悪性か判定されます。腺腫と呼ばれる良性の腫瘍の場合が多いです。

通常は、便潜血反応の検査でスクリーニングを行い、陽性だった場合に大腸内視鏡検査に進みますが、個人的な意見としては、40代以上の人は便潜血にかかわらず一度大腸内視鏡検査を受けることをお勧めします。

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